活動報告
東電グランド暫定公園開所式に参加
2012年12月28日(金)
「平成24年第4回定例会(11月21日)」において、以下のように質問して、東京電力総合グランドの取得が実現しました。(写真は田中区長とまつば都議と)

【東京電力総合グランドについて】

 東京電力総合グランドは、東電が都内で保有する福利厚生施設としては最大規模というものです。本年7月に杉並区は、地域住民からの民間への売却に対する乱開発を懸念する多くの声を受け、取得に至りました。4.3ヘクタールという広大なみどり豊かな住環境とスポーツの拠点として、また防災上の貴重なオープンスペースとなる都市計画公園として、構想が発表されています。
 そこで伺います。地元住民に親しまれる公園にしていくには、区民の声を生かした公園づくりを計画段階から進めていくことが大切です。区は、今後の公園の計画づくりに当たり、区民の意見を反映するためにどのように取り組んでいくのか伺います。
 次に、公園の取得に当たっては、公示地価をもとに土地価格を計算すると、本来であれば約200億円との報道もありましたが、公道に接していないため、杉並区は約60億円という格安の購入額で取得いたしました。
 また、同事業は、国と都の補助金を活用し、区の持ち出しは公債の金利程度の負担ということで、最少に抑えたところは高く評価するところです。今後進められる公園の整備においても、国や都の補助制度を積極的に活用していくべきと考えますが、区のご所見を伺います。
 次に、隣接する区立公園も一体的に整備するとのことですが、スポーツの拠点として、区民の福祉増進のため有益と考えますが、特徴あるスポーツ公園にすべきと考えます。また、子どもたちが楽しめる遊具も必要と考えます。
 そして、さまざまな機能を持つ期待される公園として、防災公園の整備は大変重要と考えております。また、災害時の障害者対応はどのような機能を配備していくお考えか、伺います。
 また、この場所は北側に神田川が流れる閑静な地域ですので、環境的にも、犬を連れて入れる環境と考えますが、ご見解を伺います。
 次に、公園整備までの間、一部を暫定的に開放するとのことですが、どのような施設を、どんな用途で、いつから開放していくのか伺います。
 この項の最後の質問です。16日に、暫定開放のための工事の地元説明会が開催されました。私も参加いたしましたが、地元からは期待と不安の声が寄せられております。
 プールについては、多くの区民からの要望がありました。区は、経費がかかることを理由に消極的な答弁をされておりましたが、国や都の補助制度を積極的に活用し、区民の要望にこたえていただきたいと思います。
 また、青少年育成会の主催で30年間続いているたこ揚げ大会のスムーズな開催をご検討ください。
 そして、東北大震災においても阪神・淡路大震災のときも、多くの被災者から、簡易ぶろでいやされたという感想を聞いております。おふろ、シャワールーム等は、災害時にはなくてはならないものです。また、この地域は、特に杉並区の中でも最もおふろのないアパートが多く存在する地域でもあります。これら地域の特徴を考え、防災公園として、今後区はそれらにどう対応していくのか、お伺いいたします。

【東電グランド暫定公園の様子】